■  歯のかみ合わせ・顎のズレ



  坐骨神経痛の根本的原因のひとつとして、下アゴのズレがあるなんて、
  私は考えもしませんでした。体の神経も筋肉も、一か所だけではなく、
  全身につながっていることを思えば、当然だったのですが。
  特に、現代人は運動不足やストレスによる歯ぎしりが多くなって
  いたり、幼い頃から柔らかい食べ物しか食べていないので、歯や顎が
  弱いのだそうです。奥場も十分発達していなかったり、虫歯が多か
  ったりするのです。

  こうして、かみ合わせが悪くなると、下あごが左右、前後にずれて
  しまうのですが、これは、素人では意外と気が付きません。
  歯医者さんで上下のレントゲンを撮ってもらって、ご自分で初めて
  わかるケースが多いのです。下あごがずれるなんてと、だれもが
  驚きますが、実は現代人に共通した症状だそうです。

  ところで、かみこみが片方だけ深くなっていると、頬にある反対側
  の筋肉がたるむのですね。この状態でいますと、たるんだ頬を元に
  戻そうとして、脳は「筋肉を引き締める」指令を出します。
  ところがこの指令は、頬だけではなく、全身の筋肉に及んでしまう
  のです。これが、体を固くしてしまうのです。

  さらに、ものを噛むときには、頭の重さの約3倍と言われる負担が
  頚椎にかかってきます。頭の重さは、体重の約13%と考えられて
  いますので、体重が50キロだったら、約20キロ近い重さが首に
  かかるわけです。これは正常な場合ですので、より深く噛み込む
  場合は、更に強い力で、頚椎、せき髄、そして、坐骨神経を圧迫
  するのです。かみ合わせを正しくできているか、これは歯科医に
  相談するべきですね。


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